耐震性を考えるⅡ
地域や建物の工法で考える
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地震や災害などは、解決できない部分があるという意識を持ち、その地域全体へ目を向けることが大切です。
地域危険度
1.建物倒壊危険度
地震によって建物が壊れたり、傾いたりする危険性の度合いを評価したもの
2.火災危険度
地震による出火・延焼の起こりやすさを測定して、危険性の度合いを評価したもの
3.避難危険度
近くの避難場所(広域避難場所)に到達するまでに要する時間と、避難する人の数を組み合わせて評価したもの
4.総合危険度
上記3種類の危険度を合算したもの
また東京都以外では、各自治体によって地域防災計画というものを策定しています。地震などの災害が発生したときの、地域としての影響を考えなくてはいけません。建物が密集しすぎているため、建物の倒壊により建物へダメージを与えたり、火災が隣戸へ飛び火することがあるかもしれません。避難しようとしても避難所への距離が遠かったり、途中、道路が問題が生じることもあるでしょう。
工法で耐震性を考える
建物の規模や形状などで、採用される工法はさまざまです。工法で地震に対する考え方が違うものです。どれがベストであるかは、物件ごとに適しているかどうかで判断するしかありません。
耐震工法
建物を頑丈に造り、壊れないようにすることが耐震工法です。頑丈な柱・梁・壁で地震の揺れを受け止め、致命的な倒壊などの被害を回避し、人命を守るという考え方です。地震の力をダイレクトに受け、耐える工法であることから、揺れを大きく感じることが多いかもしれません。家具が倒れてきて下敷きとなったり、高所へ置いてものが落下してくるなどの危険性も。転倒・落下のおそれのあるものについては、対処が必要ですね。
制震工法
建物の要所で制震装置により揺れを吸収するもの。揺れを分散し減少させます。この制震装置を柱で使う場合は、ダンパー形式のもの。建物の揺れと反対側に振り子が動き、吸収効果を発揮するようなものですね。この工法は建物の揺れが少なくなるため、家具などの転倒の危険性が減少します。地震だけでなく、高層マンション特有の強風による揺れに対しても対応が可能でしょう。
免震工法
建物と地盤を切り離し、地震による揺れ自体を建物に伝えないようにしたもの。建物へ揺れが伝わりにくく、建物に対する地震の影響は少ないでしょう。家具の転倒などの危険性も減りますね。地震の揺れにも「横揺れ」「縦揺れ」があり、それぞれに対応しているものであるか確認が必要。横揺れには対応できるが、「ドスン!」とくる縦揺れ、いわゆる「直下型地震」には弱く免震ゴムが壊れてしまうものもあります。地震がくるたびに免震装置のメンテナンスが必要になることもあります。劣化にともなメンテナンス費用が発生してくることを念頭に入れ、修繕費用を捻出し維持していかなくてはいけません。
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