マンションモデルルームチェックポイント

こんな風に思っている方も結構いらっしゃるようです。

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モデルルームに行くと、その場で契約させられるのでは?

これから初めてモデルルームに行ってみようと思っている人のなかには、そんなイメージがあるかもしれませんね。しかし実際には、そんなことはありません。一つのモデルルームに何度も足を運ぶのは普通で、またいろいろなモデルルームを見て回ることもむしろ、目を慣らすという意味でもとても重要なことなのです。

販売担当者との接し方と、モデルルームの正しい見方がわかってしまえば、モデルルームめぐりはきっと、もっと楽しくなります。最近は、モデルルームをマンションギャラリーと呼ぶところも増えています。ギャラリーと呼ぶにふさわしく、いろいろな展示物やパネルが並べられ、その豪華さに圧倒されることも多いでしょう。それでは、具体的にどんなふうに見ていけばいいのか、順を追って見て行きましょう。

モデルルームの種類
モデルルームには、2種類のつくり方があります

仮設モデルルーム
敷地外の空き地や、テナントビルの一部につくられるケースが多い、仮設のモデルルーム。一般的にはこのパターンが多いでしょう。比較的広いスペースが確保できるので、ゆとりある商談スペースやさまざまな施設を備えている傾向にあります。現地から離れているので、周辺環境などの確認のため必ず現地も確認しましょう。

棟内モデルルーム
実際のマンションの一室を使用するモデルルーム。周辺環境や日照などをより近い感覚で確認できるメリットがあります。

まずは建物の模型
ほとんどのモデルルームに、ガラスケースに入った精巧な模型が置いてあります。あまりの精巧さについ、細かい造形に目が奪われがちですが、ここでは建物の高低差、全体の形状、共用施設への動線などを確認しましょう。まずは高低差。エントランスや1階住戸が、地面より下がっていないか。階段を下りるようなエントランスや、地下駐車場がある場合、周辺の浸水履歴や地下水位の高さを質問してみましょう。次に全体の形状。建設地の用途地域によっては、いろいろな斜線制限があります。そのため、ベランダや共用廊下に庇(ひさし)がないものも。雨ざらしのベランダや、エレベーターを降りてから部屋まで傘をささなければならない物件は不便です。最後に、共用施設への動線。駐車場や駐輪場、ゴミ置き場までに段差がないか。また雨に濡れるのかどうか。荷物を持ちながら段差のある通路を毎日歩くのは、健康な人にとっても苦痛です。昇降のボタンを押し続けるタイプの機械式駐車場も、雨の日ですと少し面倒だったりしますよね。これらの部分は図面からでも確認可能ですが、3次元のイメージが頭の中に描きづらいので、模型を見るのが手っとり早いでしょう。
大規模物件などに増えているシアタールーム。話題の最新映画が上映されているわけではありません。多くの場合が宣伝用VTRで、有名タレントの出演だったり、豪華なCGを駆使した作品になっています。イメージのみにとらわれることなく冷静に、あくまで情報収集のひとつととらえましょう。
部屋にたどり着くまでに、キッチンの高さやサッシの性能などがわかる体験コーナー、設備機器、構造などの説明用パネルも。これらと、先ほどのシアタールームは最後に見たほうが具体的にイメージしやすいでしょう。どんなものがあるのかだけさっと確認し、部屋を見たあと改めて立ち寄ってみましょう。

部屋の前に到着したら...
一般的にモデルルームとしてつくられているのは、当然ですが、いわゆる一番価格の高い住戸です。そのマンション内で最も天井高があり、かつ窓もたくさんあるタイプがモデルルーム住戸として採用されます。検討している住戸がモデルルームになっている、という人は少ないのが現状です。自分が買わない間取りを見ても参考にならないのでは? と思う人もいるでしょうが、実は、そんなことはありません。パンフレットに記載されている記号や点線の意味を把握してしまいましょう。モデルルームになっている部屋の間取り図を準備し、記号や点線を部屋の中で確認。立体的なイメージを頭の中に描く、いい練習になります。この作業には、むしろ自分が検討していない住戸のほうが好ましいくらいなのです。検討している住戸がモデルルームになっていたら、入居後のイメージが膨らみすぎて冷静なチェックができないこともあるでしょう。モデルルームの魔力に惑わされない、冷静なチェックを心がけましょう。

玄関からベランダまで
玄関まわりはココをチェックしましょう。すぐにでも中に入りたい気持ちはぐっとこらえて、まずは外周をぐるっと見渡してみましょう。玄関の周りには、銀色の丸い金物が付いている場合があります。これらの金物は、室内の空気の排気や、逆に室内に向かって給気する換気用のダクトがある部分。お風呂やトイレ、室内換気用のダクトならいいのですが、キッチンのレンジフードから配管されたダクトが玄関周りにある場合、調理時のにおいが共用の廊下側に出てきてしまいます。以前は様々なタイプがありましたが、現在の新築マンションでは、ベランダ側に排気されるのが一般的。銀色の金物の用途を、販売担当者に質問してみましょう。
部屋に入る前には、玄関扉についている鍵に注目します。1階のエントランスにオートロックの自動ドアがあっても、玄関の前までは簡単に侵入されてしまうケースがよくあります。専有部分には入られないと思える対策が施されているか、確認してみましょう。玄関周りの防犯対策は意外とコストが掛かるものなのです。ここで防犯に対する売主側の姿勢が感じとれるところなのです。玄関からの侵入手口で最近多いものは、ドアに穴を開け、金具を使って鍵を回すサムターン回しと、バールなどで強引に鍵の部分を壊す、こじ開けと呼ばれる手口。防犯サムターンという、指1本では鍵が回せない形状か、鍵を回したときに扉の断面から出てくるかんぬき状の金物(デッドボルト)にカマ状の対策が施されていれば、それら最近の侵入手口に対応しているといえます。玄関扉の枠上部に、銀色のプレートが埋め込まれていることが。これはマグネットセンサーといって、玄関が不正解錠されると警報が鳴り、警備会社に通報されるシステムです。100パーセント安心という防犯設備は存在しませんが、玄関の鍵に十分な対策が施されていて、マグネットセンサーがプラスされていれば、現在のレベルでの防犯性は配慮されているといえるでしょう。

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